タイで発生したゴム手袋工場火災のその後

トランのSiripat Patkul知事は、火曜に発生した国内大手のゴム手袋製造工場での火災による従業員の失業を懸念し、労働保護と福祉関係者に援助を呼びかけました。

Siripat市長は「工場は業務を中断していますが、再開されても全員が元の仕事に戻れないのではないかと従業員たちは懸念しています」と述べました。

しかし、「工場長は彼らを見捨てるようなことはせず、出来るだけ早く稼働を再開させたいと話しています」と付け加えました。

市長によると、一時閉鎖中にトランの土木技術者と関係者による建物の安全検査が行われるようです。

また、「まだ火がくすぶっている部分が残っているので、火曜以降には完全に消火するべきです。その後、消防隊員が瓦礫や灰を処分し、トラン公衆衛生局とカンタンの医療スタッフが近隣住民や従業員の健康診断を行います。警察は既に目撃者の証言を得ているので、現場で火災の原因を調べるでしょう」とも述べました。

18億バーツの投資資金と2000人近くの従業員を抱えたタイコーン社の工場で起こった火災により、市長は月曜に、カンタンの7つの集落と41の村を災害地域に指定しました。煙や化学粒子が村人や従業員の健康に支障を来たす懸念があるためです。

火災後に数十人が不調を訴えましたが、市長によると、呼吸困難や目眩と診断されたのは10人以下との事です。

しかし、毒素は数日経たないと症状が出ない場合があるため、当局はこれを軽視することは出来ません。カンタン病院の医療スタッフが2週間以上かけて地域の住民の様子を診ると市長は語りました。

また、工場内の倉庫が火災により破壊されたため、損失額は初期見積もりで1億バーツ以上に上ると述べました。しかし、工場の役員と話した結果、実際は1億バーツ以上5億バーツ以下だということがわかりました。

Boschがタイで初のスマートファクトリーを開設

Boschによる東南アジアでの生産能力拡大

・タイにある2軒目のBoschモビリティソリューションズの工場に8000万ユーロが投資されました
・ベトナムでのプッシュベルト生産拡大に6000万ユーロが投じられます
・Bosch取締役会メンバーでアジア・太平洋地域担当のPeter Tyroller氏は「我々は東南アジアでの継続的成長に尽力し続ける」とコメントしました
・タイとベトナムが東南アジアでのBoschの成長を引っ張っています

タイ国内での自動車市場は成長を続けています。2016年にはUKやイタリアを上回る200万台近くの自動車がタイ国内で生産されました。Boschはこの需要の上昇に注目しています。1年半の工事期間を経て、首都バンコクから東に130km離れたヘマラートに、タイでは初のスマートファクトリーでBoschモビリティソリューションズにとっては同国2軒目となる燃料噴射テクノロジー工場を新設します。オープニングセレモニーに先立ち、Bosch取締役会メンバーでアジア・太平洋地域担当のPeter Tyroller氏は「現地での生産はBoschの最優先課題です。今回新設した工場はタイでの自動車生産拡大に対応し、現地のお客様と同様に海外に向けてもサービスを提供できるようにします。」と述べました。技術とサービスを提供するBoschは、今回の工場での密接した生産を重視しており、2015年から2017年末までの投資は総額で約8000万ユーロに上ります。

タイでBoschのインダストリー4.0と研究開発活動が始動
1万平方メートルにも及ぶ工場では、インジェクションバルブや接続技術、ノックセンサーやその他の部品が生産されます。「アクティブコックピット」を使用し、製造部門では最新の製品データを分析します。インダストリー4.0には広範囲に渡る情報をリアルタイムで集め、競争力を高める役目があります。ヘマラートの新工場では研究開発センターも併設されており、約60人の従業員がガソリン燃料噴射システムの開発を担当します。「この工場は我々にとって初の研究開発センターであり、とても誇りに思っています」とTyroller氏は話し、「人口6800万人のこの国は東南アジアにおけるビジネスの入口であり、東南アジアと世界でのBoschグループにとって、政略的重要性を明確に示しています」と付け加えました。ヘマラートでは2020年までに新しく800人が雇用される予定で、既に300人が雇用されています。Boschのタイでの雇用人数は現在1350人に上ります。

ベトナムでの生産拡大
今後、Boschはベトナムでの生産活動の拡大を予定しています。2011年からホーチミン近郊のドンナイにて無段変速機向けのプッシュベルトを生産しており、このトランスミッションは固定のシフトポイントがなくても作動するので、スムーズな走行を可能とします。このようなトランスミッションは渋滞時に適しているので、アジアの都市では需要が高まり続けています。また、コンパクトデザインのため小型車にも対応可能です。Tyroller氏は「生産力拡大のため、約6000万ユーロを投資してドンナイ工場をスマートファクトリーに転換します」とBoschのベトナム拠点の開設10周年を記念した式典で話しました。このことで、2011年から2018年までに3億2000万ユーロ以上がベトナムでの生産拠点に投資されます。

過去10年間、Boschはベトナムで大きな成長を経験しました。1994年からベトナムに進出していたものの、2008年初頭になってやっとホーチミンに初の生産拠点を開設し、2010年にはBoschとしては東南アジア初のソフトウェア研究開発センターとなりました。2014年7月には自動車エンジニアリグセンターを開設し、今年の3月、ドンナイの工場ではプッシュベルトの生産数が2000万本に到達しました。この工場には、ドイツのデュアル教育のシステムをモデルにした技術的取引の職業訓練センターが設けられています。Boschはドイツ国内での技術・製造・研究開発といった分野に一番多く投資している企業で、ベトナムでは従業員の数が3100人を超えており、そのうちの40%以上が研究者と開発者です。

タイとベトナムが東南アジアでのBoschの成長を促進
Tyroller氏は「東南アジアは繁栄しています。我々はこれからも持続的成長に注目します」と述べています。成長を促すべく、今年Boschは東南アジアに前年の投資額の50%増しとなる1億2000万ユーロを投資しました。2018年度中にも同じような規模の投資を予定しており、そのほとんどがタイとベトナムに対して行われます。両国でのビジネスはとても上手く進んでいます。「この2カ国は東南アジアでのBoschの順調な発展のための大事な原動力です」とTyroller氏は話しました。(2016年の売上高:タイ 3億500万ユーロ;ベトナム 8600万ユーロ;東南アジア 7億7000万ユーロ)