タイで仕事を探している外国人へのアドバイス

アメリカやヨーロッパで行われている人員削減により、多くの人々がアジア国内、特にタイで仕事を探しています。でも、海外で仕事に就くことはできるのでしょうか?これについての私の考えを書きます。

機関や様々なソーシャルサークルとのネットワークのために、タイ現地にいる必要があります。タイには、優れた仕事やクリエイティブな仕事の機会が常に存在します。しかし多くの人が、自分が情熱を持って取り組むことのできない仕事や、彼らに合ってない分野で働くという間違った選択をしています。それを避けるには、誠実な人達に出会える場を求め、友達を作るべきです。以下の条件に合えば、彼らはあなたに仕事を提供してくれるでしょう。

1.彼らがあなたのことを気に入り、一緒にいて窮屈を感じない
2.最高クラスの製品を提供している
3.まずまずの製品を提供しているものの、カスタマーサービスが優れている、もしくは価格構成やトラブル時のフォローが優れている
4.彼らが知っている人と現在仕事をしていて、仕事ぶりを評価されている

ウェブ開発・デザイナーの方の場合

タイでオフィスを立ち上げ、自分自身でサービスのオファーをすることが可能です。もしあなたがとても優れているのであれば、代理店のウェブ開発部門を立ち上げることもできますし、従業員として働くこともできます。しかし、従業員として働くにはワールドクラスの技術を持っていないければなりません。でないと、彼らは「タイ人を雇えばいいのでは?」と聞くでしょう。アウトソーシングはアメリカに対して行われているのではなく、より近くてコストの低いインドが選ばれています。

タイではプリントグラフィックデザインの仕事が多く溢れていて、どこでも、どんな価格でも仕事の依頼ができます。広げることが可能な職業といえば、タイ国内では進歩が少し遅くデザインのレベルも低い状況にある、3Dグラフィックスやアニメーションの仕事です。高額でなければ、この仕事についてのマーケティングも増えていたはずです。多くの人が良いロゴを作っておらず、コピーを多用しています。タイのウェブキャスティングは世界に対して大きく遅れを取っており、未だにテレビにお金を使っているのです。

仕事を探している全ての人に
LinkedInを更新して、あなたのできることをアピールするのもいいでしょう。ほとんどの人はあなたと話したり会ったりする時間を取るのが難しいので、事前にこれまでの経歴を見る方がスムーズと考えています。誇張せずに、今までやってきたことやメソッドを書き加えてください。

タイで働きたい理由もクリアにしておかなければいけません。2つ目に、もし「ファイナンシャルサービス」というタイトルを付けていたとしたら、あなたのバックグラウンドは、一般的なマーケティングとビジネス開発、製品開発、デザインとなり、ややこしく感じられます。これでは、あなたのプロフィールから専門知識などを読み取ることができず、相手の心を掴むことができません。

PRの専門家やコピーライターに頼み、名刺や履歴書、ウェブページなどのPR資料を手伝ってもらうのも手です。お金を払い、どういったものを作ってくれるのか見てみましょう。彼らがこれらを得意としていることを確信しなければ、その先に何も生み出すことができません。彼らに依頼をする時に、なぜ彼らに頼んでこれをしているのかを自問してみてください。そうすると自分のPRの仕方がわかるはずです。

タイや他のアジアの国で仕事を始めるにあたっての方法の1つが、英語の教師になることです。この仕事をしながら、キャリアを見つけることができます。TEFLによる証明書やそれに似たものが必要で、それさえあれば基本的な教師の仕事をすることができます。節約しながらの生活を続けられるのなら、本格的に仕事を探す間もプレッシャーなく過ごすことができます。仕事をしながらネットワークを広げることで、友達を増やすだけでなく、それがいくつかの面接に繋がります。

最後に

何よりも、この過渡期を自分について学び、瞑想し、新しい食べ物に挑戦したり文化を世界中の人たちと共有することに費やしましょう。チャリティに参加するのも良いでしょう。そして最後に、最低限の仕事をして得るものがビーチで過ごすわずかな週末だったとしても、いつでも家に帰ることができ、今あなたの履歴によってタイで仕事をしているということを忘れないでください。あなたの地元にいる人達のうちの何人が、自分自身について話せるでしょうか?

幸運を祈ります。

タイ・ベトナム・マレーシア 3国の間で加熱する東南アジアのEC市場

3カ国間での市場競争は熱を増していますが、それに関する興味深い考察をご紹介します。

iPriceはEコマースの東南アジアでの急速な成長に焦点を当て、タイ・マレーシア・ベトナムののEC市場に関する調査を行いました。EC市場だけでなく経済面でも激しく競い合う3カ国に関して、こんな興味深い考察があります。

Lazadaはタイ・マレーシア・ベトナムのオンライン購入者に一番選ばれている

タイ
  企業名      取引率(%)
1位 Lazadaタイランド         52.6%
2位 11 Streetタイランド        12.2%
3位 Shopeeタイランド        4.4%
4位 Chilindo 3.9%
5位  Notebook Spec 3.5%

マレーシア
   企業名   取引率(%)
1位 Lazada     48.5%
2位 11 Street 16.4%
3位 Lelong  10.5%
4位 Shopee 4.5%
5位 Zalora 3.9%

ベトナム
  企業名 取引率(%)
1位 Lazadaベトナム 19%
2位 Thế giới di động 15%
3位 Sendo 11%
4位 Tiki  8%
5位 Vật giá  6%

Lazadaは約5年前から東南アジアで運営しています。2016年春のAlibabaの巨額投資により、タイ・マレーシア・ベトナムをメインとした東南アジアの購入者からの支持を得ることになりました。これはiPriceの調査に基づくもので、それぞれの国でのECストアのトップ5を取引率のシェアで明らかにしています。この 他にも興味深い発見があります:

タイではLazadaが全体の取引率の52.6%、次に11 Streetが12.2%、Shopeeが4.4%を占めています。

一方、マレーシアではLazadaが全体の48.5%と圧倒的で、次に11 Streetの16.4%、Lelongの10.5%が続きます。

ベトナムもLazadaが19%でナンバー1のシェアを誇っているものの、以下に続くThế giới di động(15%)、Sendo(11%)などのローカルプレイヤーにより、全体的な取引率が多様化されています。これはそれぞれのプレイヤー間で激しい競争が生じていることを意味し、マレーシアとタイのようにLazadaが他を大きく引き離している状態とは大きく異なります。

タイ・マレーシア・ベトナムの消費者の嗜好
情報の検索と購入の決定

調査によると、それぞれの国での情報の使い方にも違いがあるようです。
タイ・ベトナムとは違ってマレーシアの人々はプロモーションと取引、ベトナムの人々は値段と商品の可用性に関しての情報が重視される傾向があります。

こちらも併せてお読みください:最も成功しているフィリピンのスタートアップは技術的なバックグラウンドがあるわけではなかった(インフォグラフィック有り)

その一方で、タイの人々は友達や家族に相談しながら情報を探すため、集産主義と呼ばれています。技術の進歩と情報への辿り着きやすさによって、彼らの行動にも変化が起こっていますが、オンラインチャネルで情報を得て、購入は主にデパートのような実店舗で行われます。

これにはたくさんの要因があります。例えば、タイの人々は購入前に商品を触ったり試したりすることの出来ないオンラインショッピングのシステムを信用していません。言うまでもなく、購入の後押しをしてくれる人がいれば彼らにそういった不安もありません。

海外製品の購入
国外からも情報を集める東南アジアの消費者達にとって、海外製品の購入は主要な選択になりつつあります。ベトナムの人々は、自分達の国で作られたものよりも高いクオリティを持っていると考えているため海外製品を購入します。同じくタイでも、その商品のオファーの多さから外資系企業の商品が好んで購入されています。また、自国のデパートなどで商品を買うよりも、そういった企業からオンラインで商品を購入した方が安いと考えているようです。

そんな彼らの壁となっているのが言葉のバリアです。この問題はタイと特にベトナムで 多く起こっています。なぜなら、彼らは英語の使われたウェブサイトでの検索に慣れていないからです。逆に、日常会話で頻繁に英語を話すマレーシアの人々にはこのような問題はありません。

タイの人々とEコマースのFacebookファンページ

ソーシャルメディア分析大手のSocialbakersとiPriceは共同で、それぞれの国の人々とEコマースのFacebookページの関連度を調査しました。

結果、タイの人々に一番高い反応があり、1000人ごとのスコアで237.6を獲得しました。続いてベトナムでは208.9、マレーシアでは109です。

以上のデータで、タイの人々がEコマースのFacebookページ上の内容にとても関連のあることがわかりました。彼らは他の2カ国の人々よりも、ページでの投稿へのコメントやシェアを多く行っているようです。

2025年にはタイが東南アジアで2番目に大きなEC市場になると予測されています。

市場価値(10億ドル単位)
国  2015 2025 年平均成長率(%)
タイ 0.9  11.1 29
マレーシア 1 8.2 24
ベトナム 0.4 7.5 33
GoogleとTemasekによるe-conomy SEAでは、2015年のタイのEC市場価値は9億ドルでした。29%の年平均成長率 で2025年には111億円に達し、3カ国のトップとなるだけではなく、東南アジアの中ではインドネシアの次に大きな市場価値を持つと予想されています。

過熱する競争により、各国のEC市場の2018年の動向に関心を持たざるを得ません。彼らは多くの選択肢だけでなく、より良い製品とクオリティを求めているのですから、この厳しい争いはそれそれの市場に良い影響をもたらすでしょう。

2018年がデータエンジニアの年になる理由2

パラレルビッグデータの世界
Overstock.comのグループプロダクトマネジャーCraig Kelly氏は「データサイエンスにはデータ管理面とデータ統計面の、2つのパラレルワールドが存在します。これらがオーバーラップすることはありません。我々のデータサイエンスグループに焦点を当てた時、彼らがとても優秀なデータサイエンティストだということは明らかなのですが、データエンジニアリングの面ではその力を発揮しないのです。」と話します。

強力な1対1のマーケティングマシーンを作り上げるには、Overstock.comはデータエンジニアリングの不足という問題を乗り越えなければいけませんでしたが、クラウドベースのデータ分析ソリューションを取り入れることにより、ある程度は解決することができました。「サポートに関してのデータエンジニアリング面での十分なリソースを持ち合わせていなかったので、SnowflakeやDatabricksを使い、データエンジニアリングの技術ではなく処理能力でその不足を補うことにしました。そうすることで、データサイエンティストが他の分野について新たに学ぶという手間を省くことができました」とKelly氏は語りました。

ストリーミング分析ソフトウェア販売Striimの創設者兼CTOであるSteve Wilkes氏はこう語ります。「企業はデータを選り好みするようになっていて、結果として、データレイクに放り込む代わりにそれらのデータを先に統合するようになりました。人員の配置や、彼らへの指示の内容にも変化が見られ、データサイエンティストにデータエンジニアの作業内容も任せる場合もあるのです。最近特に顕著になっているのが、データサイエンティストもイニシャルデータの採集を任されたり、インメモリデータの作成・フィーチャの抽出・正しいフォームで物事を進めるなど、データ作成におけることに関して先に発言する機会を得始めていることです。企業はデータレイクへのデータの格納に頭を悩ませています。バリューを得ることが大変難しくなるわけですから、無理もありません。」

エンジニアリングの成功
専門のデータエンジニアの不足により、データサイエンティストがどんなに良いプロジェクトを提案しても、それがつまづいてしまう可能性があるとUmbelのStafford氏は言います。

「成功するにはパラレルの両方に存在する問題を解決しなければいけません。なぜなら、データ管理に時間や労力、資金をいくら費やしてもそれを利用できないのであれば、膨大なコストをかけ無駄骨を折ることになるだけに過ぎないからです。そして同時に、問題の解決に特に役立つデータセットの作成・管理・保守を正しく行わないのなら、その分析チームは何もしていないことを意味します。」

Stafford氏は、ずさんなデータエンジニアのおかげでデータプロジェクトが台無しになる様子を何度も目にしてきました。
「データアプリケーションを作成するのと、とても大きなスケールのウェブアプリケーションを作るのでは、根本的な専門分野が違うのです。デッキを作る請負業者を雇ったり職人に任せるのと同じように、自分の時間を確保するために代金を払っているだけでなく、手遅れになる前に自分の間違いに気が付けるという点にも対価が生じています。」と彼は言い、こう続けました。

「企業はよくデータエンジニアの経験はプロジェクトをこなしているうちに身に付くと言いますが、大抵は間違っています。努力して得たものが特になかったり、データパイプライン、データ管理システム、データ分析、データを利用可能にし、それが正しいかどうかや行動が正しいかどうかを分析する中間コードなど、これらを構築した経験がないのであれば、放っておいても経験は付いて来ません。特定の専門知識がなければ、これらは後々解決出来るものに感じられるでしょうし、そう思い込む人達を多く見てきました。それは全くの間違いで、彼らはいつも同じ間違いをおかすのです。」

2018年がデータエンジニアの年になる理由1

高度な分析やビジネス、コーディングスキルに長けたデータサイエンティストの不足は、長年にわたって話題に上がってきました。そんな中、企業は成功に必要不可欠であるデータチームの主要部分の不足という事態に直面しています。その不足というのがデータエンジニアです。

データエンジニアは設計、構築、組織の分析やトランザクション処理を目的としたデータベースシステムの保守などの分野でのエクスパートです。そうした数量的能力を誇示することはありませんが、複雑な機械学習モデルの構築など、データエンジニア達はデータサイエンスの作業負荷をサポートするために次のような作業を担っています。

・データ採集のためのデータパイプラインを構築し、ストレージに移動する
・ETLもしくはELTのプロセスの一部としてデータを仕込む
・データとスクリプト言語を繋ぎ合わせる
・DBAと共にデータストアを造る
・データが使える状態にあるかの保証をする
・データの提供にフレームワークとマイクロサービスを利用する

要するにデータエンジニアの仕事は、ビジネスで必要としている人達にクリーンで信頼のできるデータを供給することです。データサイエンティストの才気に比べ、データエンジニアは現場に慣れている熟練の配管工のようなものです。もしデータサイエンティストが新しいデータソースを収益化するグランドプランを思い付いたとしたら、データを移行するパイプラインの構築や、データをクレンズするためのトランスフォーメーションの作成、データサイエンティストの持つデータの安全を確保するサービスの実現などがデータエンジニアの仕事となります。

エンジニアの不足
データエンジニアは、企業がデータサイエンスプロジェクトを実行に移す際の決め手となります。ビッグデータミドルウェアのデベロッパーであるDremio社の共同創設者兼CEOのTomer Shiran氏によると、シリコンバレーの企業を筆頭に、近年データエンジニアを求める動きが強まってきているようです。

「データサイエンスプロジェクトで成功を収めるには、データサイエンティストに対して1対1の割合でデータエンジニアが必要です。ですが、盛り上がりを見せているシリコンバレーの企業ですら、その割合を2:1にすることが出来ないのです。能力の高いエンジニアの不足と、コストの問題です。」とShiran氏は語ります。
Hadoop、Amazon S3、Azure BLOBのようなデータストアの複雑なテクニカル性はデータエンジニアの需要を更に高めています。Shiran氏はその理由を「全般的に、エンジニアのみがシステムの対価を得られる状況だ からです」と説明します。(Demio社のソフトウェアはアナリストが”彼ら自身がエンジニアになる”ことが可能になるようにデザインされたそうです)

データエンジニアの不足は、彼らの需要を後押ししています。データエンジニアの求人情報をGlassdoorで検索してみたところ、全世界で107,730件がヒットしました。ほとんどは10万ドルを上回る初任給で、いくつかの企業は15万ドル以上を提示していました。これとは対照的にデータサイエンティストの求人件数は、同じく高い金額が提示されているものの21,760件に留まりました。Indeedの求人情報ではデータエンジニアに98,218件の求人が集まっているのに対し、データサイエンティストは24,695件と、約4倍の差がついていることがわかります。

Umbelのエンジニアリング・シニアディレクターを務めるKevin Stafford氏は「エンジニアリングは我々のデータプラットフォームを利用しているスポーツフランチャイズにもたらす価値の大部分を占めています。もし一からそれを構築するとなると、悪夢のような時間を過ごすことになるでしょう。第一、彼らはエンジニアリング企業でもソフトウェア企業でもありません。現在にたどり着くまで、優秀な人材を揃えることに苦労しましたし、たくさんの時間を費やしました。」と企業としての苦労を語ります 。

Umbelはいろいろなオープンソースと特許技術(Spark、Cassandra、ElasticSearchなど)を使い、チケットの購入方法やソーシャルメディアでの行動、ブランドへの興味、購入層や心理学のプロファイルなどを含んだスポーツ関係の消費者のメトリックをトラックするデータベースを作成しました。

「我々は特定の2億人に関する何万ものカラムを保持していますが、それはただの莫大なデータに過ぎません。データセットの管理は簡単ではないものの、それよりも大変なのは、それらの情報を素早く検索できる状態にすることです。簡単に思えるかもしれませんが、とても難しいことなのです。」とStafford氏は語りました 。

高齢化による労働力不足に苦しむタイ

不法滞在者の雇用に対する新法制定は、企業の重要な部門に圧力をかけ、消費現象と伸び悩んでいる教育による労働力の不足を改善することが期待されています

2018年1月1日、タイの多くの企業にとって良い年明けにはならないかもしれません。数千万の外国人不法就労者に対しての6ヶ月の猶予の期限日であり、彼らはこの日までにその仕事から離れなければいけないからです。

2014年のアメリカ政府による人身売買(TIP)レポートでタイが最低ランクであるTier3に引き下げらたれことを受け、外国人労働管理局は不法労働者を雇用した人材派遣会社やタイ国内の企業に対して2018年から24,000ドル以下の罰金と刑を課すことにしました。

「もしもこの法律が厳しく施行され、猶予期限後に多くの移民労働者が以前より大幅に減るようなことがあれば、多くの企業、特に中小企業は悪夢を見ることになるでしょう。」とバンコクにあるカシコンリサーチセンターの取締役社長Charl Kengchonは危惧しています。

2017年の8月に登録された143万4275人の合法外国人労働者のうち、141万470人が能力の低い労働者と分類されました。タイ雇用局によると、彼らは主にミャンマー(104万4325人)、カンボジア(26万3736人)、ラオス(10万7244人)など近隣諸国からの出稼ぎ労働者です。

有償法律の施行に対する地元企業の反対運動が広がったことを受け、Prayuth Chan-ocha首相によって設けられた猶予の下、6月24日から8月7日にかけて新たにこれまでの79万7685人の違法労働者がタイ全土の外国人労働者通知センターに登録されました。

この登録が締め切られたのは8月7日で、証明やビザの発行手続きには4ヶ月という期間しか残されていませんでした。

これにより220万人の出稼ぎ労働者が 法的責任を負うことになりますが、3〜400万人と推定されている労働者の数には到底及びません。残りの労働者を他の方法で登録することも可能ですが、それには更に費用がかかります。

労働者の不足は、米の取引などの主要産業にも大きな打撃となります。年内に1100万トンの米の輸出を目標としているグループ、タイ米輸出協会の名誉会長Chookiat Ophaswongse氏は「12月から2月は米の輸出が多い期間なので、これは大変な問題です」と話しました。

米の出荷には未だ多くの 人手が必要です。1袋60kgの米が人の手でクレーンに乗せられ船に積み下ろしをされますが、 それらの作業は忍耐力のあるカンボジア人の作業員に数十年間に渡って独占されています。

ただでさえ不足しているカンボジア人労働者が1月1日までに登録されるとなると、米を船に詰め込む作業員の数は大幅に減ってしまうかもしれません。

法で定められたカンボジアからの出稼ぎ労働者の月収は約4410バーツ(134ドル)です。しかし、3年間のビザを保証してくれるブローカーに頼めば、その金額は1人の労働者に対して600ドルにも跳ね上がります。一度それが決まると、彼らが肉体仕事の少ない仕事に転向しないという保証はありません。「この先どのようになるのかはわかりません」とChookiat氏は答えました。

1990年代初頭のタイが2桁台の経済成長を迎えていた頃、まず労働者不足に陥りました。当時上昇を続けていたタイは、近隣の共産主義国や社会主義国の中でも経済が発展途上にある国から安い出稼ぎ労働者を取り入れ、利益を得ていました。今でも、以前に比べてはるかに少なくなった賃金の良い仕事の機会をそういった国々の若い世代に与えています。

歴代のタイ政府は出稼ぎ労働者に向けて、人員募集や職業斡旋のシステムを配置しようとしましたが、ずさんで悪用されがちなものでした。TIPではそれまでTier3にランク付けされていたタイですが、人身売買組織を取り締まったことから、今年6月にはTier2にランクアップされました。 最低ランクに位置していたのは、水産業界で起こったカンボジア人・ミャンマー人に対する残虐行為の報道が原因です。

新しい規制が現場を改善しようとしています。
「タイの経済的成長には、外国人労働者が必要不可欠です」と雇用局長官Waranon Pitiwon氏は言います。「タイは違法外国人労働者を管理し、合法化したいのです。この法律は、真面目に仕事をしている者を雇用している分には何の問題もなく、違法者を雇用した際に適用されます。」

世界大手のツナ缶輸出で知られるタイ・ユニオン・グループは、水産業界の根深い問題をよそに新たに厳しい規制が置かれることには何の問題もないはずですが、それよりも小さな供給先には厳しい状態になるだろうと考えています。

タイ・中国鉄道の建設が10月から開始

中国とタイは、9月にタイ-中国鉄道建設の2つの契約書にサインをし、10月から第1工事を開始するとの声明をバンコクにある中国大使館が土曜日に発表しました。

声明によると、タイ-中国鉄道協力合同委員会の第20回目の会議で今回のプロジェクトの第1段階の設計契約についての交渉が成立し、工事管理契約の価格にも同意したとのことです。

また、声明には「この計画に対してタイ政府と国民議会の認可が下りて以来の大きな前進です」との言葉もありました。

9月の契約完了と10月の第1工事開始を可能にするため、2カ国間でそれらに関する動きを早める必要があったようです。

バンコクとナコーンラーチャシーマーを繋ぐ線路は全長253kmで、第1段階では最初の3.4km、第2段階では11km、第3・第4段階では各119kmの建設が予定されています。

プロジェクトには第2工事の予定もあり、ナコーンラーチャシーマーからタイ-ラオスの国境付近にあるノーンカーイ間が開通します 。

大使館関係者は「第2工事の事前準備もすぐに始まる予定です」と話しました。

タイ-中国鉄道協力合同委員会は過去2年間で20回にも及ぶ話し合いを繰り返しましたが、声明によると、困難な時間を乗り越えたくさんの問題を解決しながらゴールに辿り着いたそうです。

中国側は設計と工事管理を担当し、タイの多くのエンジニアや建築家を迎え入れるのと同時に、タイも工事を担当することになります。このプロジェクトには出来る限りタイの設備と資源が使用されるそうです。

この工事が完了すると、タイ国内で最速の鉄道が誕生することになります。声明では「このプロジェクトにより、タイでの輸送システムや、地域の交通結節点の強化、国内の経済成長の促進に加え、特に北東部でタイ東部経済回廊のプロジェクトに貢献し、鉄道沿いに位置する他国にも利益を与えることでしょう」と高い期待が寄せられています。

タイで発生したゴム手袋工場火災のその後

トランのSiripat Patkul知事は、火曜に発生した国内大手のゴム手袋製造工場での火災による従業員の失業を懸念し、労働保護と福祉関係者に援助を呼びかけました。

Siripat市長は「工場は業務を中断していますが、再開されても全員が元の仕事に戻れないのではないかと従業員たちは懸念しています」と述べました。

しかし、「工場長は彼らを見捨てるようなことはせず、出来るだけ早く稼働を再開させたいと話しています」と付け加えました。

市長によると、一時閉鎖中にトランの土木技術者と関係者による建物の安全検査が行われるようです。

また、「まだ火がくすぶっている部分が残っているので、火曜以降には完全に消火するべきです。その後、消防隊員が瓦礫や灰を処分し、トラン公衆衛生局とカンタンの医療スタッフが近隣住民や従業員の健康診断を行います。警察は既に目撃者の証言を得ているので、現場で火災の原因を調べるでしょう」とも述べました。

18億バーツの投資資金と2000人近くの従業員を抱えたタイコーン社の工場で起こった火災により、市長は月曜に、カンタンの7つの集落と41の村を災害地域に指定しました。煙や化学粒子が村人や従業員の健康に支障を来たす懸念があるためです。

火災後に数十人が不調を訴えましたが、市長によると、呼吸困難や目眩と診断されたのは10人以下との事です。

しかし、毒素は数日経たないと症状が出ない場合があるため、当局はこれを軽視することは出来ません。カンタン病院の医療スタッフが2週間以上かけて地域の住民の様子を診ると市長は語りました。

また、工場内の倉庫が火災により破壊されたため、損失額は初期見積もりで1億バーツ以上に上ると述べました。しかし、工場の役員と話した結果、実際は1億バーツ以上5億バーツ以下だということがわかりました。

Boschがタイで初のスマートファクトリーを開設

Boschによる東南アジアでの生産能力拡大

・タイにある2軒目のBoschモビリティソリューションズの工場に8000万ユーロが投資されました
・ベトナムでのプッシュベルト生産拡大に6000万ユーロが投じられます
・Bosch取締役会メンバーでアジア・太平洋地域担当のPeter Tyroller氏は「我々は東南アジアでの継続的成長に尽力し続ける」とコメントしました
・タイとベトナムが東南アジアでのBoschの成長を引っ張っています

タイ国内での自動車市場は成長を続けています。2016年にはUKやイタリアを上回る200万台近くの自動車がタイ国内で生産されました。Boschはこの需要の上昇に注目しています。1年半の工事期間を経て、首都バンコクから東に130km離れたヘマラートに、タイでは初のスマートファクトリーでBoschモビリティソリューションズにとっては同国2軒目となる燃料噴射テクノロジー工場を新設します。オープニングセレモニーに先立ち、Bosch取締役会メンバーでアジア・太平洋地域担当のPeter Tyroller氏は「現地での生産はBoschの最優先課題です。今回新設した工場はタイでの自動車生産拡大に対応し、現地のお客様と同様に海外に向けてもサービスを提供できるようにします。」と述べました。技術とサービスを提供するBoschは、今回の工場での密接した生産を重視しており、2015年から2017年末までの投資は総額で約8000万ユーロに上ります。

タイでBoschのインダストリー4.0と研究開発活動が始動
1万平方メートルにも及ぶ工場では、インジェクションバルブや接続技術、ノックセンサーやその他の部品が生産されます。「アクティブコックピット」を使用し、製造部門では最新の製品データを分析します。インダストリー4.0には広範囲に渡る情報をリアルタイムで集め、競争力を高める役目があります。ヘマラートの新工場では研究開発センターも併設されており、約60人の従業員がガソリン燃料噴射システムの開発を担当します。「この工場は我々にとって初の研究開発センターであり、とても誇りに思っています」とTyroller氏は話し、「人口6800万人のこの国は東南アジアにおけるビジネスの入口であり、東南アジアと世界でのBoschグループにとって、政略的重要性を明確に示しています」と付け加えました。ヘマラートでは2020年までに新しく800人が雇用される予定で、既に300人が雇用されています。Boschのタイでの雇用人数は現在1350人に上ります。

ベトナムでの生産拡大
今後、Boschはベトナムでの生産活動の拡大を予定しています。2011年からホーチミン近郊のドンナイにて無段変速機向けのプッシュベルトを生産しており、このトランスミッションは固定のシフトポイントがなくても作動するので、スムーズな走行を可能とします。このようなトランスミッションは渋滞時に適しているので、アジアの都市では需要が高まり続けています。また、コンパクトデザインのため小型車にも対応可能です。Tyroller氏は「生産力拡大のため、約6000万ユーロを投資してドンナイ工場をスマートファクトリーに転換します」とBoschのベトナム拠点の開設10周年を記念した式典で話しました。このことで、2011年から2018年までに3億2000万ユーロ以上がベトナムでの生産拠点に投資されます。

過去10年間、Boschはベトナムで大きな成長を経験しました。1994年からベトナムに進出していたものの、2008年初頭になってやっとホーチミンに初の生産拠点を開設し、2010年にはBoschとしては東南アジア初のソフトウェア研究開発センターとなりました。2014年7月には自動車エンジニアリグセンターを開設し、今年の3月、ドンナイの工場ではプッシュベルトの生産数が2000万本に到達しました。この工場には、ドイツのデュアル教育のシステムをモデルにした技術的取引の職業訓練センターが設けられています。Boschはドイツ国内での技術・製造・研究開発といった分野に一番多く投資している企業で、ベトナムでは従業員の数が3100人を超えており、そのうちの40%以上が研究者と開発者です。

タイとベトナムが東南アジアでのBoschの成長を促進
Tyroller氏は「東南アジアは繁栄しています。我々はこれからも持続的成長に注目します」と述べています。成長を促すべく、今年Boschは東南アジアに前年の投資額の50%増しとなる1億2000万ユーロを投資しました。2018年度中にも同じような規模の投資を予定しており、そのほとんどがタイとベトナムに対して行われます。両国でのビジネスはとても上手く進んでいます。「この2カ国は東南アジアでのBoschの順調な発展のための大事な原動力です」とTyroller氏は話しました。(2016年の売上高:タイ 3億500万ユーロ;ベトナム 8600万ユーロ;東南アジア 7億7000万ユーロ)

Omiseがタイの携帯電話会社Dtacからオンライン決済会社Paysbuyを買収

新しい企業が大きな企業から子会社を買収するなんてことは滅多にありませんが、それが今週タイで起こりました。

昨日のICOトークンセールからの2500万ドルの資金調達により、アジアのフィンテックスタートアップOmiseはタイのモバイル通信大手Dtac傘下のPaysbuyを買収し、決済事業を更に拡大させました。

ペイメントゲートウェイや、タイ・ミャンマー両国の消費者と企業で使用されたデジタルウォレットを含むPaysbuyの資産やサービスはOmiseが引き継ぎます。Omiseはタイを本拠地としており、以前にもベンチャーキャピタルから2000万ドル以上の資金調達をしていました。インドネシアと日本でもサービスを提供しており、他のアジア諸国への進出を狙う一方で、Omise Goと名付けられた分散型決済ネットワークの開発を目論んでいます。

Dtacはヨーロッパの通信サービス大手Telenorの傘下で、2008年に Paysbuyを契約内容非公開で買収しました。スタートアップが買収されるのは当時のタイでは初めてのことでした。(注記:Paysbuyの2人の創設者のうちの1人、Aung Kyaw Moe氏は2C2Pという新しい決済サービスをDtacとの契約の後に始めました。Omiseのライバルである2C2Pは出資者から1000万ドル以上を調達し、Facebookとも連携しました。)

これはDtacによる興味深いオフロードです。しかしPaysbuyの買収から約10年経ち、決済サービス会社を所有もしくは運営しているよりも、業界の中でもレベルの高い決済サービス分野に位置する企業と仕事をした方が利益になるとプロバイダは気付き始めました。声明の中でDtacの戦略・デジタル最高責任者のAndrew Kvalseth氏は、合併した企業はプロバイダに利益をもたらし続けると述べていました。

この契約はタイでのOmiseの市場シェア拡大を促進させる一方で、OmiseはPaysbuyのデジタルウォレットをOmise Goのサービス開発に使用すると発表しています。現在銀行が行なっている金融システムを過去のものにするべく発案された分散型決済サービスで、今週のICOによる恩恵は、Omise Goの開発に融資されます。

2018年に飛躍する3つのネットワーキング

これまで目にして来たネットワーキングテクノロジーは、今後ネットワークを構築する専門家達にとって革新的な変化を遂げるかもしれません。

「Webスケールが未来を左右する理由」でもお話した通り、Webスケールはフレキシブルでオンデマンドインフラストラクチャに適したものと考えられています。ガートナーは、2020年までにグローバル企業の最高情報責任者の40%がWebスケールITに重きを 置くようになると予測して います。

Webスケールが大企業に浸透し続ける中、数年後にはビジネスや日々のエンジニア達の働きに対するネットワークの役割に大変重要な変化が訪れるかもしれません。

1.ネットワークはデジタルトランスフォーメーションを活性化させる
エコノミストインテリジェンスユニットの最近の調査によると、最高情報責任者の40%がデジタルトランスフォーメーションを最重要事項と考えているようです。IDCの行った市場調査では、今年1年間でソフトウェア・ハードウェア・デジタルトランスフォーメーションに関するサービスに対しておおよそ1.3兆ドルに上る動きがあると予想されており、ビジネスの成功にはデジタルトランスフォーメーションがこれまで以上に欠かせないと言えます。データメーションによると、この数字は「去年費やされた1.1兆円の16.8%超」に及びます 。

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しかし、デジタルイニシアチブの開発チームにとってネットワークが妨げになることも多々あります。今年はオートメーションがビジョンの枠を超え問題なく操作できるようになり、アプリケーションオーナーへのサービスの制限緩和、明確化という理想に近付けることでしょう。ネットワーク設計者がこれまでにないようなアプリケーションをデザインし、人並外れたアイディアでビジネスに競争性を持たせ、顧客を楽しませるのです。

2.ネットワークエンジニアの手間が大幅に省ける
コンピュートワールドを提供し続けているオートメーションツールは、ネットワーキングの世界に広がり始めています。エンジニア達は、環境設定や 政策に基づいたチェンジマネジメントのプロビジョニングによって、ネットワークデバイスの完璧なライフサイクルを自動化することができます。

基本的にオートメーションは、これまで数週間、数ヶ月かかっていたものが数秒、数分で済むほどの高速プロビジョニングを提供していますが、それだけでなく、ネットワークのリアクティブやダウンタイムのないアップグレード、自動警告などを含む複雑なネットワークの実現も可能にさせています。

このような前衛的なオートメーションは、エンジニア達の他のプロジェクトに対する選択肢やそれに費やす時間をより多く与えることができます。例えば、1人のネットワークオペレーターがトラブル解決にほとんどの時間を注ぎ込んでいたとしたら、そのプロセスを自動化させることにより、それまで管理していたネットワークデバイス数を100倍に増やすことを可能とし、人材育成、セルフチューニングのモニタリングシステムに時間をかけられるようになります。マネジャーとエンジニア両方の出世のチャンスは高まりを見せています。

3.フォーチューン100のIT企業は優秀なハードウェアではなく優秀なITタレントに投資する
ますます多くの企業が、専用のハードウェアという立場から抜け出し 、チェンジメイカーやオートメーションエクスパート、優れたトラブルシューターなどを求めて人材投資のためのインフラストラクチャーを設ける動きを進めています。

・チェンジメイカー:今時のネットワークエンジニアは、サーバー、アプリケーションとネットワークのギャップを埋めなければいけません。いつまでも古い概念に囚われていては、技術的進歩もビジネスの効率化も得られないでしょう。優秀なネットワークエンジニアはビジネスに必要なアプリケーションを理解し、パイプラインを一番効率の良い方法で確保するために隅々まで考える必要があります。

・オートメーションエクスパート:優秀なネットワークエンジニアは、常により良い方法を考えています。彼らのゴールは、繰り返し行うネットワークタスクを自動化し、彼らと彼らのチームのために効率を上げることであるべきです。

・優れたトラブルシューター:彼らはチームプレイヤーであり、クリエイティブな発想で問題を解決することを厭わない存在です。独自のツールセットをチームに持ち込み、ネットワーキング上の問題に対して一番良い解決法を生み出す手助けをします。

今年もWebスケールネットワーキングが成長し続けることにより、ネットワーキングが好転し、デジタルトランスフォーメーション、オートメーション、そして優秀なITタレントへの投資が全て提携できるようになることでしょう。2018年、ネットワーキングにおける根本的な変化が、ネットワークに携わる全ての専門家達に等しくポジティブな変化をもたらすに違いありません。